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1974生まれのおれが本格的に音楽にハマったのは、小学校高学年の頃。
1985~あたりからだ。
それ以前の曲もそうかもしれないが、80年代の曲というのは、とにかく。
海が異常に素敵。
そして、
8月が変に爽やか。
なのである。
このあたりが、どうしても解せないところだった。
この時代のポップスにおける海の素敵さは異常だ。
“悲しみ”だの“思い出”だの“涙”だの、
そういうもんを寄ってたかって片っぱしから“波に捨てて”いるにも関わらず、
海がとてつもなく綺麗なのである。
海っていうのはそういうもんじゃないはずだ。
ロマンチックな気分で砂浜に降り立てば、
わさわさした海水浴客にすぐに現実に引き戻され、
フジツボびっしりの岩場をカニやフナムシが走り回り
海鳥の下品な鳴き声が響き渡り
打上げられたワカメみたいなのから異臭が漂い
捨てられているコンビニ袋を見てウミガメの安否に思いを馳せる…
それが海だ。
少なくともそれがおれが唯一知っている福島の海だ。
これが海だ!
これが海なんだ!
だいたい、他の海水浴客はどこ行っちゃってるの!?
“夕暮れの渚”でベソベソ泣いてたらおかしな人だってば。
そして、絶対に忘れてはいけない事実として… 8月は暑い。猛烈に暑い。
とてもじゃないけど“君”を“抱き寄せた”り“抱きしめた”りしてらんない。
暑いし、蒸れてんのやだし。
それが8月だ。
この時期、星なんて大して見えない。まして、“流星に導かれ”たりするわけがない。
なのに、80年代ポップスの中では
そのどうしようもなくくそ暑い8月に
ヤドカリもアメフラシもヒトデもバフンウニも
それどころかちっちゃな貝さえも決して存在が許されない
(だけど、砂浜にひとつだけ貝殻が落ちてることは許される)
そんな素敵な海で、潮風に囁かれたり、流星に導かれたりしながら
若者どもが熱い熱い恋をするのである。
結構いい車で海行っちゃってね。後でよーく洗わないと錆びるってのに。
大事な言葉が“波にかき消される”ことも多々。
そんな素敵な海なのに、都合よくどんだけの荒波が来んのよ?
しかも、酷いもんだ。“10月が来ても夏が終わらない”んだから。
TUBEなんかはまぁ、若干の小汚さがあるから許せるし感情移入も出来る。
でも、この人あたりは酷かったね。
この人はハワイかぶれだったから?
でも、ハワイだったら豪快なナマコとかいるしね。
たまに、白い糸みたいのニョロニョロ出して死んでるしね。
コメント
[…] いう欠点はあったのだけれどwww (参考資料) 【74’log移植】80年代ポップスにおける“海”ってやつはあんまりにも凄すぎた! でも、近頃の曲っていうのは、そうではないんで […]