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【74′log移植】ガンダムの運転に悩んだ少年時代。ガンタンクは唯一理解できるヤツだった。

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HIRO-M

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年老いてすっかりダンスから遠のいたことだし、趣味に没頭する様を綴ります。 ■■■シンセ・・・Korgシンセ愛好 気ままにおうちマシンライブ開催/■■■カメラ・・・PENTAX愛好 K-3 prestage edition & KPが愛機/■■■爬虫類・・・ヒョウモンガメ・ホルスフィールド・フトアゴヒゲトカゲ愛好

おれ達の時代、男子のアニメと言えば「機動戦士ガンダム」だった。

初代ガンダムにどっぷりはまった人ほど、新しいガンダムには行けなかったのではないだろうか。

今考えても、斬新なロボットアニメだったように思う。

子供にはイマイチ理解できない綿密な歴史的背景、さらに小難しい科学原理なんかも持ち出して、

ラストに至っては「悪を滅ぼす」のではなく「和平条約締結」である。

“それっぽさ”たるもの、現在においても相当優秀な部類なのではないかと思う。

ガンダムという車両の設定も良かった。身長は18メートル程度。

宇宙ものであれば、100mのロボットとかザラだった時代だ。

野球のマウンドからホームベースまで、と思えば相当現実的な数字だった。

ちなみに企画当初は強化版宇宙服のようなものがイメージされており、「玩具にした時、売れない!」という理由で人型ロボットになったらしい。

そして、その後こんな感じの原案が。


初期構想タイトル、ズバリ… 「ガンボーイ」

主役・ガンキャノン

おもむろに岩投げるあのガンキャノン。

ザクの背後に忍び寄り崖から突き落とすガンキャノン。

そう考えると、最終的におれ達の知るあのガンダムが出来上がったのは奇跡だったと言えよう。

さて、「それっぽい」と言ったばかりだが

やはりガンダムにも「所詮アニメ」的な要素はいくつかあった。

まず、あの色。

ジオン軍がなんとなく迷彩になりそうな色のモビルスーツを使っていたのに対し、

(例外的にザクレロというモビルアーマーがいたが、アレはアレで
木星あたりと重なったりすればいい感じの保護色になりそうである)

地球連邦軍のは、白だ、赤だ、青だ…とヤッターワン的カラーリング。

「戦争」というシリアスな背景でありながら、戦地に林家ペー・パーを送り込むようなマネをしてしまう。

むしろ、「ダグラム」みたいな感じで行くべきだったのではないかと。

ダグラムは砂漠がメインフィールドだったこともあり、逆に汚すぎて「たまには洗車しろよ」という具合ではあったが。

まぁ、そんなことはいい。

誰もが一度は疑問に思ったことがあるはずだ。

モビルスーツの操縦は一体どうやっていたのか?

ガンダムには人間とほぼ同じだけの関節がある。手の指だって第二関節まである。

ビームライフルを撃つのだって、わざわざその指を操作して引き金を引くのだ。

そこんとこ電子の力でどうにか出来なかったものかと思うのだが…。

そんな繊細な動きを制御するコックピットはこんな感じなのである。

圧倒的にボタン・レバー類が足りない。

プレステコントローラーの方がはるかに上…という塩梅で、どうやってあのロボットを運転するというのか?

アムロがガンダムの運転手になったのは、取扱説明書を手に入れたのがきっかけ。

ということは、従来の車両とはだいぶ違った感覚のインターフェースだったと推測される。


取扱説明書を読みながら運転方法を覚えるアムロ。

アニメを見る限り、運転手はどっしり座って手足だけで操作しており、スーパー戦隊モノのようにコクピット内で暴れ回るようなこっ恥ずかしいコトはしていない。

だとすると、運転手の動きを感知して挙動する…ということではなさそうだ。

考えられるのが最新鋭の“AI”である。

鉄人28号あたりは「飛べ」「行け」「頑張れ」の3つのレバーだけで動いていたわけで、相当高性能なAIが搭載されていたと考えられる。

まして、ガンダムの時代背景は西暦2045年~ということなので、それ以上の性能を持ったものが搭載されていても不思議ではない。

新たに音声認識機能なんかも組み込まれていたりするのかもしれない。

だとすると、アムロの

「させるかぁっ!」

「こなくそっ!」

「いけぇぇぇ!」

とかいうのも実はコマンド入力だったのだろうか?

ま、そこまで出来るなら、ハナっから運転手いらないんだけどさ。

「そこでおでこのバルカン砲撃てば一発じゃん!」というところで、その存在が忘れられて一生懸命サーベル振ってたようなことも多々あったので、「全自動」とは程遠いスペックであったことは確かだ。

解せなすぎる。

ガンダムがこの点で際立っているのは、比較対象としてガンタンクが存在するからなのである。

個人的に、このガンタンクが最高だと思っている。現実味も含め。

このガンタンク。

せっかく手先にガトリングガンがついているのに肘はうまいこと曲がらないわ、上体はろくに回転しないわ…で、どうしようもないスペックだったのだけど

キャタピラ壊されて「あぁ終わりか…」と思うと、しれっと空飛んだりして、なんというかツッコミどころ満載の車体だった。

そして驚くことに、このガンタンクを運転するのに初期は2人の運転手さんが必要だったのだ。

運転手さんは日本人と思われるハヤトさん、そしてアルゼンチン人のリュウさん。

途中で、リュウさんが戦闘機で敵に体当たりしてして亡くなった。

(日の丸特攻隊的なその行為から推測するに、リュウさんは恐らく日系人だろう)

なので、後半からはハヤトさん一人で運転するのではあるが。

恐らく、運転手の顔ぶれから推測するに、ガンタンクという車両自体も日本製だろう。

上部コックピットの形状から推測すると、多分HONDA製。

だとすると、平和ボケした日本企業がヤッターワンみたいな色のものを作ってしまったのも頷ける。

西暦2045年~という時代であるから、その頃の日本はまだ技術大国であるに違いない。

その日本が作った最新鋭のモビルスーツに、優秀な日本(日系)の運転手さんが二人。

それでようやくぎこちない動きが出来ていたと言うのに、アムロはさらに脚が付いた二足歩行のモビルスーツをひとりで運転して、次々とケンカに勝っているのである。

なぜなのか?アムロはそんなに優れていたのか?

“ニュータイプ”だ何だともてはやされているが、「アムロ」って名前からして、どうせ沖縄アクターズスクール出身とかその程度である。

(なんと、日本の山陰地方出身だという情報もある。)

真面目にコツコツやってきたハヤトさんとリュウさんに、ちょっとヒップホップが巧いくらいで安室が圧勝するとは考えにくい。

そもそも、“ニュータイプ”とはなんだったのか?

ファーストガンダム内では、結局そのことは分からずじまいだった。

進化の過程で水中から初めて地上にあがった両棲類同様、宇宙に順応した新しい生物ということだとしたら微妙に気持ち悪いし、

ただの超能力者ってことなら、要するに山村貞子みたいなものなわけで、どちらにしてもノーマルの人間から迫害を受けなかったのは奇跡的だったと言える。

それをいいことに、安室は少し図に乗っていたと思うのはおれだけだろうか?

「僕しかガンダム運転できない」などと発言して上司のブライトさんに怒られたシーンもあったが、それ以後も反省したように見せかけて、安室はめちゃくちゃ調子に乗っていたように思う。

どこがって?

それは「異性に対する節操の無さ」だ。

安室の派手な異性関係についてはまた後ほどの記事で。

>>>“出会う女は全て俺のモノ” アムロの無節操ぶりは有害番組レベルではなかったか?

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