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15年近く飼育していると、トラブルにも何度か遭遇しています。
その中でも、一番多い(起こりやすい)のが
鼻水・食欲不振・便秘・下痢
この4点ではないでしょうか?
ただ、私は、恐らく飼い主としては相当けしからんタイプでして、このような事態に陥っても、心配はしてもあまり速やかに手を打つ…ということがありませんでした。
仰々しい対処策を書いているサイトはたくさんあると思いますので、まず我が家ならではの極めて楽観主義な対処策を書いておこうと思います。
【鼻水】
人間が鼻水を垂らしている状態とは違い、むしろ「肺炎」に近い状態だと言います。
しかし、我が家のくまはショップ(ホームセンター)にいた時点で盛大に鼻水を垂らしておりました。
しかし、サイズ的に希望通りだったので、それでも購入しました。
今思えば非常に適当だったとは思うのですが、ホームセンターのお兄さんが「ビタミン与えておけばすぐ治りますよ」と言っていたので
爬虫類用のビタミン剤を餌に添加するほか、温浴の湯にもビタミン剤を添加するなどしていたら、本当に治りました。
現在でも、冬に入る時期などたまに鼻先が湿っていることがありますが、ほんの少し保温とビタミン量に気をつけるだけで大事に至ることはありません。
また、鼻水が見られたら、餌にリンゴを混ぜる機会を増やす様にしています。
これは、かつて師と仰いでいたペットショップのオヤジがやっていた手法です。
【食欲不振】
迎え入れ直後は餌を食べようとしないコが多いようです。
また、恐らく同じ理屈でしょうが、引っ越しや大規模な模様替えなどをすると一時的に食欲が落ちるような気がします。
もし温かい時期に食欲不振に陥ったら、屋外の草むらなどに出してみると良いかも知れません。
日光浴をした後、気がついたように雑草を食べ始めることも多いです。
そのような場合は、飼育環境に何らかのストレスがあることも考えられますので
色々試行錯誤してみると良いでしょう。
それから、冬季は明らかに食べる回数と量が減ります。
これにもすっかり慣れたので、場合によっては1週間近く与えないことすらあります。
うちのコ達は明らかな餌の催促をするので、それがあってようやく与える…という具合で10年以上過ごしています。
十分な加温をしていれば通年安定して餌を食べるのでしょうが、
日本の四季にそれなりに慣らす意味で、このような状態で飼育しています。
(くまのごはん催促)
【便秘】
こちらについても、夏場にコンスタントに排泄していたようであれば、冬場はそれほど気にしません。
気にむいた時に温浴させてあげています。
しばらく便をしていない状態で、温浴時にもお湯を汚さない…となったらさすがに少々心配します。
このような時は、ぬるま湯のシャワーを排泄口付近に弱めに当て、刺激を行います。
しばらく行っていると、モリモリッっと思いだしたように大量に排便することが殆どです。
また、人間の赤ちゃんと一緒で、綿棒で排泄口を刺激する…といったやり方で何度か解消したことがあります。
【下痢】
通常の温度や、食事と温度変化のタイミングなどによっても起こりますが
これがあまり続くようだと、寄生虫の影響などを疑う必要があります。
実に勝手な判断なのですが、2頭がこのような状況に陥った際、駆虫を試みて改善しました。
ネットで調べた結果に従って、「メトロニダゾール」を入手し、砕いて餌に混ぜて数日おきに与えました。
少し下痢が解消されてきたので、整腸のために何日間かヨーグルトを与えました。
それ以後、下痢が続くような症状はありません。
要するに、現在はいずれもあまり気にしない…という結論になってしまいますが。
飼育初期はやたら神経質になって、その都度病院に連れて行ったりしていました。
ここで、経験に基づいたアドバイス!
「爬虫類飼育者の間で名前が出るような病院でないと、まずきちんと診られません!!」
もちろん、リクガメをいきなり病院に連れていったりはしません。
まず電話で問い合わせ、「リクガメ(ヒョウモンガメ)の診察が出来る」と言った病院に連れて行っていました。
しかし、その結果…。
(動物病院A)
深刻な便秘のため連れて行きました。
飼育環境を聞かれた際、「水槽とかで飼ってるの?水入れて?」
餌を聞かれた際、「やっぱり、ササミとかあげてるの?」
…ここで既に不安MAX。
「便秘だから牛乳飲ませてみようか?ああ、飲むねぇ」
…不信感MAX。
処方された薬などは全部捨て、二度と連絡することはありませんでした。
(動物病院B)
鼻水を垂らした状態が長く続いたため診察。
話を聞いただけで、恐らく犬猫用のビタミン剤を処方されて終わりでした。
(動物病院C)
鼻水と下痢の症状が続いたため診察。
色々調べた後、便を採取し、「知人の専門医に見てもらい、連絡する」と。
ここまでは良かったが、以後連絡ナシ。
「診られます」と自信を持って言った動物病院もこのザマです。
ですので、どんなに遠くても、飼育者の間で実績がある病院へ行くべきです。これは絶対。
そのような病院へ連れて行ったのは、まるの前脚が動かなくなった時。
後ろ脚だけで芋虫のようにズリズリと移動することしか出来なくなってしまい…。
電話して症状を話したところ、「なぜもっと早く連絡しないのですか!?今すぐ連れてきて!」と叱られました。
しかし、これぞ「信頼できる!」と思い、こっぴどく叱られるのを覚悟で車で2時間半かけて病院へ。
恐らくお医者さんは電話で話した内容からクル病などを疑ったのだと思います。
まるを見せ、飼育歴、飼育環境を話すと
「こんなにしっかり育てられている方とは思わず、大変失礼しました!」と。
前脚を診てもらうために連れて行ったのですが、呼吸器系なども診てくれ
時間はかかりましたが、総合的に健康状態をチェックしてくれました。
「呼吸器系などは、本当に理想的で、サンプルにさせてもらいたいくらい」と言って頂きました。
飼育初期は何かと至らず、一度は死にかけた(と思う)まる。
それがそんな風に言ってもらえる状態にまでなって、本当に安心しました。
ちなみに、肝心の前脚は骨や筋などに異常は見られず
「少し外傷はあるので、もしかすると鳥や猫に襲われたことによる一時的なショック状態かも?」と言われました。
念のためということでビタミン、カルシウムの栄養剤を処方されましたが
お医者さんの言うとおり、しばらくしたら動くようになりました。