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あるイベントの主催者の方にこんなことを言われました。
「ダンスやってるのにみんな本当にいいコ達ですよね。」
初めてではないです。これまでにも何度か同じようなことを言われています。
「“ダンスやってるのに”いいコ」…この言い草…
ＹＪＣのコ達は、いいコ達だと思いますが
世間がビックリするほど特別いいコ達ってわけでもない。
決して特別な指導もしてないです。
ただ、挨拶だけは徹底させているだけ。それでも、こちらから見たらまだまだ。
それなのに、驚いたように「いいコ達」と言われる…。
以前も、「ショック！教育現場では『ダンスやってる』＝『素行不良』的な認識だった！」…的な記事を書きましたが
いかに世間がダンスやってるコに良い印象を持っていないか…ですよね。
挨拶するだけで「いいコ」… 安いなぁ、オイ。
勿論、「ダンスやってる子供＝クソガキ」ってのは、思いっきり偏見です。
ＹＪＣがこれまでイベントなどでご一緒したチームの大半は
出入り、入れ替わりの際に「お疲れ様です」、「頑張ってください」なんて声をかけてくれたり
クソガキ呼ばわりされる筋合いなどまったくない、とてもいいコ達です。
講師の方も、大半は礼儀正しい、わきまえてる方です。
ただ、ほんの一握りですが、います。
明らかに勘違いしているキッズダンサー。
他人に迷惑をかけることを生きがいにしているかの様な親。
挨拶ひとつまともにできないやたら大物ぶった講師。
大概、このキッズは、この親連中の子で、この講師の生徒だったりします。
特に、世間では「ヒップホップ」という言葉について
こういう連中の印象が強烈に関連づけられているように思います。
大半はいいコ達だって分かっていながら、HIRO-Mも
「ダンス教室？ ヒップホップとかですか？」（一般の方はたいていこう言う）
と聞かれると必死で否定します。
だって仕方ないでしょう。
実際、「ダンス？あぁ、ヒップホップみたいなの？」って嫌な顔されることあるんですから！
ＹＪＣはまだいいんです。
説明すれば、世間の言う偏見たっぷりの「ヒップホップ」とは
スタイルがまったく違う…ということが分かってもらえますから。
元々バレエ教室だったと言うと、まず間違いなく信頼してもらえます。
ただ、世間の言う「ヒップホップ」というダンスを真面目にやっている多くのチームは
この偏見でどれだけ損をしていることか。
何度も言いますが、大半はいいコ達って分かっています。
が、ＹＪＣはこれまで出場していたストリートダンス中心のイベント幾つかに
今度不参加を決めています。
どの主催者様にも良くしていただきましたし、
不参加を伝えてもなお熱心に誘ってくださるところもあって
非常に心苦しくはありますが
一握りの不快なチームと同じステージに立ってわざわざ嫌な思いをするほど
ステージの機会には困っていないので。
大きなステージで煌びやかな照明を浴びて嫌なチームと同じ舞台に立つより
介護施設の慰問公演でご老人の笑顔を見ている方がずっといい。
ダンス必修化の流れにも関わらず、
一昔前の「ロック」＝「不良」みたいな偏見。
それを世間に強烈に印象づけてる、一部のどうしようもないダンスチーム。
そんなチームの講師は子供たちに一体何を教えているのか？
「ストリートダンスのルーツはギャングの抗争。反社会的であれ！」
「批判的な目の相手を唸らせてこそ、真のパフォーマンス！」
…とか、そんなへなちょこなポリシーを叩き込んでるっていうなら、
まぁそれはそれでそういう世界があるのかも知れない…ってことにするけど
普通に考えて、講師が「ええかっこしいのクズ」なだけでしょうね。
そんなクズに惚れ込んで入会した子供と、入会させた親。
恐らくこういうところはもう変わらないでしょう。
今後も日々「ヒップホップ」、「ダンス」の印象悪化に勤しんでいくんだと思います。
なので、常識あるチーム、常識ある講師の方々が
より一層の指導をし、世間に「あ、みんないいコ達なんだな」と思って頂けるようにしていかなければいけないと思います。
一部のクズ連中の尻拭いをしなければいけないのはシャクですが
そうしないと真面目にやっているチームの活動に支障を来たしますし、
ダンス界全体のため。と思うしかないですよね。
例えば、「剣道やってるコ」＝「礼儀正しい」みたいな逆の偏見（笑）がありますが
いつか「ダンス」もそんな風になればいいな、と思っています…。
