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我が家のヒョウモンガメ飼育において、いまだにうまく行っていないように感じるのが「水」についてです。
いえ、実際ヒョウモン達は健康を保っているので、上手く行っていないというわけではないのかも知れませんが、
飼育する側から見ると、イマイチ確固たる手法が見つかっていないというか。
まず、以前温度管理に関する記事に載せた資料と同じなのですが、例としてナミビアの資料を。
日本と比べ、降水量が圧倒的に少ないのです。当然、湿度もまるっきり別物です。
個人的には、特に国内で生まれたヒョウモンガメはある程度日本の環境に適応していると思っていますが、
それを差し引いても考えても、やはりこの湿度の差は大きいです。
なので、多くの方はケージ内の乾燥を心がけているはずです。
そうすると、必然的に「水を与える」ということがおろそかになりがちです。
「必要な水分は、餌(野菜)からの摂取でほぼまかなえる」と書いてある飼育書もありますし、
「水」単体では与えていない飼育者の方もいらっしゃるかもしれません。
恐らく、それで大丈夫なんだと思います。
実際、我が家もケージ内に水入れを設置するようなことはしませんでした。
初めは設置していたのですが、湿度がかなり高くなってしまうことと、
カメが水入れを蹴ったりしてこぼれて空になってしまうことが多く
虫が湧いたり…ということも考えてやめました。
結局は…横着ということになるのでしょうが。
そもそも、ケージ内で水入れから水を飲む姿は滅多に見られないんです。
資料によると、ヒョウモンガメは乾燥に耐えるために
水分を体内に蓄える機能が発達しているそうです。
その副産物があのオシッコの量。ものすごい膀胱持ってるようですね。
結論として、「水入れはなくても問題ない」ということになるのですが
屋外に出して、そこに水をまいたりすると凄い勢いで飲みに来たりするのです。
水たまりになった地面の水を執拗なまでに飲んでいたり…。
屋外に出た途端、「喉カラッカラ!」みたいな態度を見せるので、面食らってしまいます。
陽気の良い時に屋外に出すと、食欲・排泄・活動量…全てが活発になります。
なので、この時の状態をカメ本来の状態として判断するようにしているわけですが。
水を与えなくても「問題はない」かも知れませんが、
それとは別に、ヤツら、どうやら結構水を飲みたいようなのです。
飼育環境に悪影響を与えないようなら、水は与えた方が良いのでしょう。
でも、それは結構難しいことだったりします。
我が家では、ケージ飼育の頃からあまり暖めすぎない方向でしたから
水を入れるとすぐに湿度が上がってしまうのです。
水分を与えないこと(餌はきちんと与える前提)、多湿になってしまうこと…
どちらがマズイかと言えば、圧倒的に「多湿」の方だと思いますので
水入れを設置する選択肢はありませんでした。
そこで、代替策として
・餌を工夫 ・温浴を実施
を行っています。
餌は葉物中心ですが、そこに水でふやかす配合飼料をぶっかけるのです。
配合飼料をお使いの方は分かると思うのですが、コレ、柔らかくなるまでにかなりの水を吸います。
葉物も実際は相当の水分を含んでいるわけですが、目に見えないのでイマイチピンときません。
明らかに大量の水を吸っている配合飼料も合わせて与えれば、水分の面では安心…というわけです。
飼育者によって賛否両論である「温浴」は水分補給とは別の理由で行っています。
(これについては、また別に単独の記事を書く予定です)
屋外に出した時同様、排泄が活発になるので、「良い刺激である」と判断しているからです。
この時、カメはグビグビと湯を飲んだりします。
排泄後に飲んでしまったりするとマズいので神経は使いますが、水分補給の手段としては有効でしょう。
ちなみに、「水飲みたいくせに、ケージ内ではあまり飲まない」という点。
まったくの推測ですが、ひょっとするとカメレオンのように
水入れの中の水を水として認識出来ない…ってことだったりするのでしょうか。
我が家のカメ達が水を飲みに来るのは、決まってジャージャー撒いている最中なので…。