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南三陸町のエピソードが教材に。リスキーな気がする…。

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HIRO-M

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年老いてすっかりダンスから遠のいたことだし、趣味に没頭する様を綴ります。 ■■■シンセ・・・Korgシンセ愛好 気ままにおうちマシンライブ開催/■■■カメラ・・・PENTAX愛好 K-3 prestage edition & KPが愛機/■■■爬虫類・・・ヒョウモンガメ・ホルスフィールド・フトアゴヒゲトカゲ愛好

この間、先生がこの件について話していましたが…

埼玉県は東日本大震災が起きた際、防災無線で避難を呼びかけ続け津波の犠牲となった宮城県南三陸町職員の遠藤未希さんについて伝える独自の教材を作り、新年度から小中学校などの道徳の授業で使っていくことになりました。
南三陸町危機管理課の職員だった遠藤未希さん(当時24歳)は、東日本大震災が起きた際、役場にとどまって防災無線で住民に避難を呼びかけ続け、津波の犠牲となりました。
これについて埼玉県は、東日本大震災にまつわるエピソードをまとめた独自の教材の中に、遠藤さんを紹介する文章を載せ、新年度から県内の小中学校や高校などの道徳の授業で使っていくことになりました。
この文章は「天使の声」という題名で、震災の発生から、遠藤さんが防災無線で避難を呼びかける場面を経て、遠藤さんの葬儀が営まれるまでが描かれています。
この中では、難を逃れた町民が「あのときの女性の声で無我夢中で高台に逃げた」と涙ながらに遠藤さんの遺影に手を合わせたというエピソードも紹介されています。
県教育局生徒指導課の浅見哲也さんは「町職員としての使命を全うした遠藤さんを通じて、子どもたちに人を思いやる心を育んでほしい」と話していました。
遠藤未希さんの父親の清喜さんは「時間が経過するなかで、亡くなった娘の存在はどうしても遠くなってしまいます。まだ、教材の詳細を把握しているわけではありませんが、取り上げられることで、娘が生きてきた証しになると思います」と話していました。

この教材はすごく扱いが難しいと思う。
「他人を思いやる」ということを教えたいというけど、ちょっとリスキーすぎやしないだろうか?
「カロウシ(過労死)」という言葉が日本独自の文化として世界で通じてしまうように、日本人の仕事に対する姿勢は他国から見れば独特であり異常。
南三陸町のエピソードを単なる美談にしてしまうと、ゆとりのないこの日本人の気質を手放しで肯定することになってしまうような気がします。
もっと…この根底にあるハートのようなものだけなら、子ども達に伝えていきたいものだと思うけど。
「立派な行いなんていいから、逃げて欲しかった」というのが正直な親心だと思うし
愛する人を持つ者の、至って普通な感情なんじゃないのかな。
そこからなんとなく目を逸らしてキレイゴトを並べるような教育は
してほしくないですよねぇ。

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